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家族と過ごす時間が増える旅行

旅行先で文化に触れる

こんにちは。日々プログラマーとして仕事と趣味に全力投球する男・中山である。私は大学生の頃バイクで全国をツーリングしたが、一つの土地にとどまっているとわからないことが旅行では味わえる。ここでは、体験を学びに変える「旅育」を紹介してみた。

旅育とは

日常では味わえない旅先で、異文化・非日常体験・旅行先での交流、家族や友人との思い出作り、旅を素材とした教育で視野を広げ、心の成長を促す目的がある。旅行先で得られる知識や価値観で共感力を高め、人を成長させるとされているプログラムである。旅育には以下の要素を満たす必要がある。

  • 旅行体験(異文化との交流、非日常体験、旅行先での人的交流)
  • 時間の共有(友人や家族との共通の体験作り、日常と比較し旅行での共有時間の長さなど)
  • 旅行を通じた教育(地理、歴史、国際文化教育、国際化による影響、郷土教育など)

違う環境に行き、普段とは違う発見をした経験をした人も少なくないであろう。旅育はそういった体験を家族で味わえるのである。

旅育は子どもの自主性を高める

旅育を提唱している森下教授によると、子ども時代に家族と一緒に旅行した経験のある子どもほど、自主性やコミュニケーション力が高く、精神が健全に保たれていることがわかった。家族旅行がない子どもとある子どもの間にはさまざまな因果関係があるため、家族旅行をしたから子どもの自主性が育ったとは一概に言い切れないが、家族旅行の経験がある子どもほど、家族とのコミュニケーションに対して肯定的な回答をするのである。子どもを成長させたいと考えている私は、安全性を考え主に国内を中心に家族旅行をしている。子どもがもう少し成長したら海外へ足をのばすつもりだ。

旅行計画には子どもも参加させるべし

我が家の息子はまだ2歳と小さいが、旅行に行くときは準備段階から参加させている。そのせいか、旅行が近くなると謎の踊りをするのである。2歳にして旅行の楽しさを知っている証拠であろう。うちの子どもはまだ小さく、準備をする段階では旅行に積極的にかかわれない。だが、その代わり何を旅行先でやりたいか、旅先の公共交通機関では静かにするなど約束をしている。そして、旅行先で目的が達成出来たら褒めることも大切だ。目標の設定や達成は、子どもの成長に不可欠な成功体験になる。成功体験をした子どもはより困難な目標を立てるようになり、旅行をしていない子どもより自主性が育つのである。旅先では、子どもにできるだけそこにしかないものに触れさせる。そうすることにより、創造性や感受性が豊かな人間に成長するからだ。もちろん旅育は子どもだけでなく、親も楽しむことも重要である。親が楽しんでいないと子どもは強制されているように感じるからだ。また、旅の思い出を形として残すのも大切である。例えばカラス細工や陶芸品がそれだ。息子がおおきくなったら、再度同じ場所にバイクツーリングで訪ねられたら最高だなと考えている。