サウナは入り方によって健康にかかわる
私もすっかりはまったサウナ。
正しい入り方をしないと、逆に健康に悪影響を与えてしまう。
サウナに入るべきではないタイミングや注意が必要なこともある。
ほかの人に迷惑をかけないようなマナーも大切だ。
正しく利用することで、気持ちのよいサウナタイムを送れるだけでなく、健康にもよいものになる。
そもそも入るべきではないとき
サウナは正しく使えばとても体に良いものだ。
しかし、その使い方を間違えると健康に大きな影響を与えてしまう。
体調不良だけでなく思わぬ事故につながることも。
そもそもサウナに入るべきではないタイミングがあるのでしっかり覚えていてほしい。
まずは飲酒後だ。
飲酒後のサウナは言語道断。
アルコールによって拡張された血管は一時的に血圧を低下させる。
そもそもサウナも温熱効果から血管を拡張させて血圧を下げる。
つまり、飲酒後のサウナはダブルで血圧を下げるため大きな血圧低下の可能性がある。
急に血圧が下がりすぎると意識を失う可能性も。
さらに良いが回って眠くなってしまうのも危険だ。
サウナのような高温環境で長時間意識を失っていると、重症な熱中症になってしまう。
サウナのなかで長時間横になっているのはとても危険な行為なのだ。
飲酒だけでなく食事後もサウナは避けたほうが良い。
サウナに入ると皮膚表面が温められて皮膚血流の増加につながる。
その分内臓の血液量が減少するので消化に影響が出てしまう。
胃腸に十分な血液が回らず消化不良などの悪影響を及ぼす可能性があるのだ。
食前食後1時間程度はサウナは避けたほうが良い。
体調との相談が必要
けがをしている人や高血圧を患っている人もサウナへ入るべきではない。
けがをしているときは少なくとも3~4日は避けよう。
血の出るようなけがの場合、サウナによって血流が良くなって、出血の可能性が高まってしまう。
また、高血圧の人も注意が必要だ。
高血圧の人がそのままサウナに入ると、体調不良や事故などのトラブルが通常の人の3倍以上になるといわれている。
他にも持病がある人や妊娠している人は避けたほうが良いだろう。
無理をして長時間サウナに入っているのも危険だ。
熱中症になってしまったり、脱水症状を起こしてしまったりする。
無理をせず体調をみながら6分から12分程度を目安に利用しよう。
余裕があっても時間になったら一度水風呂に入って、再度サウナに入るようにすることが大切だ。
マナーも大切
多くの人が利用するサウナは、一人一人のマナーが大切だ。
サウナに入る前には体や頭をしっかり洗って清潔な状態で入ろう。
サウナ内は直に座るのではなく、タオルやサウナマットなどを敷いて、汗が直接床につかないようにする。
水滴をつけたままサウナに入るのもマナー違反だ。
身体を洗ったあとや、水風呂に入ったあとには、軽く体をふいて水滴をとってから入ろう。
みんながマナーを守ることで、気持ちよくサウナを使うことができる。