ゆっくりしたペースで長距離走るのがいいらしい
体に良いといわれているマラソン。
健康のために、ダイエットのためになどという名目で始める人も多いのではないでしょうか。
マラソンはタイムを競っているイメージがありますが、実はゆっくりしたペースで長距離走るのがいいらしい。
ロング・スロー・ディスタンスと呼ばれる走り方。
ランニング初心者にもおすすめの走り方だ。
ロング・スロー・ディスタンスとは
ランニング初心者にもおすすめの、ロング・スロー・ディスタンス通称LSD。
日本語に直訳すると、ゆっくり・長く走るという意味だ。
注目されたきっかけがソウルオリンピックで女子マラソンの代表だった浅井えりこさんを育てた佐々木功監督が広めた理論である。
この理論は今でもランナーの間で幅広く支持されている。
ロング・スロー・ディスタンスはタイムを競うのではなく、長距離を完走できる脚力を作るのが目的だ。
運動強度が弱い有酸素運動なので、ランニング初心者でも始めやすい。
有酸素運動といえば脂肪燃焼効果も高いのでダイエットにも向いている。
ロング・スロー・ディスタンスは身体への負荷が軽いことから、有酸素運動の能力が向上。
心肺機能をアップさせてマラソンに向いている体質を作ることができる。
ランニングがつらいと感じる人は、まずは自分の身体を作ることが大切だ。
期待できる効果とは
ランニングを始めるきっかけはひとそれぞれだろう。
ロング・スロー・ディスタンスのように1時間以上ゆっくりと走るトレーニングは、有酸素運動のなかでも身体への負担が少ない方法だ。
有酸素運動をすることで、毛細血管を活性化させ体中に酸素を含んだ血液を循環させることができる。
毛細血管の発達につながるのだ。
有酸素運動は脂肪燃焼にも効果的だ。
太ってきたなぁと思ったら、有酸素運動をおすすめする。
マラソンランナーで太っている人はいないだろう。
これは有酸素運動をすることで、脂肪を燃焼して遅筋繊維が発達しているからだ。
ロング・スロー・ディスタンスでマラソン体質の形成をすることで、ダイエットにも有効である。
走ってみて充実感があった
ロング・スロー・ディスタンスはスローペースで1時間以上の長時間走ることが基本だ。
長時間走り続けるのはとてもつらいイメージがあるが、ゆっくり自分のペースで進めることができるのでつらくはない。
走り始めると身体が温まってきて自然とペースが上がってしまいがちだ。
しかしペースを上げてしまうとつらく苦しいものとなってしまう。
最後までペースを抑えて走り切るのがロング・スロー・ディスタンスの特徴だ。
しっかりと走り切ることができると充実感があって、やみつきになってしまうだろう。