子どもは2歳半でウソをつくらしい
かわいい我が子にウソをつかれていたら?怒りたいけれど、本当にそれでウソをやめさせられるのか気になるところだ。
育児書などを読み漁ってみると、子どもは2歳半でウソをつくらしいということがわかった。
意外と早い。
注目したいのが、子どもがウソをつくのは「何か理由がある」のだ。
親の期待に応えようとしていたり、自分を守ろうとしていたり、必ずウソの裏には理由がある。
この理由をきちんと把握してあげることが、子どものウソには有効だ。
ウソをついたことがわかっても、必ずしも悪い子というようなレッテルを張らなくても良いだろう。
息子はまだみたいだけど
2歳の我が子からはまだウソは出ていない。
しかし2歳半からウソが始めるというデータを見ると間もなくウソをつく日がくるのだろう。
幼児期のウソは大人のウソとは大きく異なる。
幼児期のウソは空想や願望を話していることが多く、本人にウソをついているという意識はない。
3歳を過ぎたころから、ウソと現実との違いを理解することができるようになる。
自分の言っていることが現実ではないという意識が芽生えるのだ。
このころから目的をもってウソをつくことができるようになる。
親としてはウソをついたことを怒るばかりでなく、ウソをつけるほど知能が発達したと考えるべきだ。
意識的なウソは要注意
小さい子がウソをつくのは成長の一環で、親の気を引くためということが多い。
しかし、小学校に入るような年になってからつくウソは注意が必要だ。
意識的なウソには子どものSOSが隠されている可能性があるのだ。
今自分に起こっている事態が理解できずにうまく説明できいないとき、子どもは事実を説明できないのでウソでごまかすことがある。
いじめられているときや、先生からきつく怒られたときなど、親に心配かけたくなかったり、プライドを守りたかったり子どもなりの理由がある。
他には見捨てられ感を抱いているときだ。
家族間で妹や弟に手がかかっていて上の子に手が回らなくなっているときなどに、上の子が自分を見てほしいと思ってウソをつくことがある。
親に対してのSOSを出しているのだ。
ウソの対処法について
子どもがウソをついているとわかったら、起こる前に理由を考えよう。
小さい子どもの場合には、ウソをつけるほど成長したんだなと思える余裕も大切だ。
頭ごなしに否定するのではなく、まずは子どもの話を聞いてあげよう。
成長してもなおウソをつき続けているときには、ウソに隠されているSOSを見つけ出すことが大切だ。
学校生活や家庭内など、子どもが不安に感じている要素が何か見つけてあげよう。
ゆっくり話を聞いて、向き合ってあげることで解決の糸口が見つかるかもしれない。
どうしても解決できないときには、保健センターや児童相談所などに相談するのも一つの手である。
信頼関係を築き上げることで、子どものウソは解消できるだろう。