お菓子と対象年齢について
おやつは子どもにとってのごちそうであると同時に、大事な栄養源、補助的な食事でもある。
とはいえ、健康面や栄養バランスを考えるといつもおやつばかりを食べている環境はよくないし、子どもの年齢によっても向いているお菓子とそうでないお菓子がある。
このお菓子と対象年齢については、サイズや食感が重要なポイントとなる。
一時期こんにゃくゼリーが小さい子供や高齢者の喉を詰まらせてしまうリスクが問題となったが、食べやすいお菓子を選ぶことが第一だ。
3歳くらいまでは、サイズは小さめで柔らかいものが前提となるだろう。
とくに先述したこんにゃくゼリーやガム、飴など咀嚼力が求められるお菓子は5歳くらいまでは避けたほうがよい。
もうひとつ、お菓子と対象年齢で問題となるのが味だ。
市販のお菓子は、次から次へと食べたくなるような刺激的な味付けがされている。
小さい子供にこうした刺激の強いお菓子を食べさせると、食べ過ぎを誘発させるだけでなく、味覚の発達を阻害してしまう恐れもある。
こうしたお菓子はごく少量にとどめる、あるいは誕生日の日など特別な機会にのみ食べさせるといった制限が非常に重要になってくるだろう。
子どもにお菓子を与える際に気をつけるポイント
気をつけるポイントとしては、刺激の強いものは避けること、そのうえでお菓子においても栄養バランスを意識することだ。
どうしても子どもは甘いものを好む傾向があるため、そればかりを与えてしまうと味覚の発達を阻害してしまうだけでなく、虫歯や肥満などの原因にもなってしまう。
塩味、酸味のあるお菓子も意識して与えるようにしたい。
塩味のあるお菓子はミネラルの補給手段としても優れており、暑い日の疲労対策にも役立つ。
また排便作用もあるので、快食快便を促すうえでもよい選択肢と言えるだろう。
酸味も疲労回復に役立つが、酸っぱい食感は子どもがあまり好まない傾向もあるので、無理やり食べさせるのは避けたい。
さらにアイスクリームに代表される冷たいお菓子・おやつも気をつけたい。
冷凍庫での保存が必要なお菓子は3歳までは避けたほうがよいと言われており、理由は胃腸に過度な刺激を与えてしまうためだ。
それから、ケーキに代表される生クリームを使ったお菓子も子どもが大好きなものだが、どうしても砂糖と脂肪が多いのでたくさん食べさせるのはおすすめできない。
やはり誕生日など、特別な機会に限定して食べさせるべきだろう。
そしてもうひとつ、注意したいのはアレルギーの問題だ。
こればかりは個人差がでるので、親ができるだけ早く気づいて避けるべきとしかいいようがない。
子どもにあげるお菓子は年齢にふさわしいものにすること、そのうえで栄養バランスも考慮したうえであくまで健康と成長のじゃまにならない量・頻度を心がけることが重要になってくるだろう。