父親ならではの子どもとの遊び方とは?
「イクメン」の言葉に代表されるように、父親も子育てへの積極的な参加が求められている。
父親であろうと母親であろうと子育てに参加するのは当然といえば当然だが、仕事の都合などでなかなか機会が持てないことも多いだけに、日常生活の中でうまく機会を見つけていくことが重要になってくるのだろう。
そんな父親の子育ての重要な役割とも言えるのが、子どもとの「遊び」だ。
なかなか日常生活の中でコンスタントに接する機会がもてないため、しつけに積極的に関与するのが難しい面もある。
それを補うのが遊びなので、子どもと一緒に楽しく過ごすというコミュニケーションの面だけでなく、子どもの成長を促すような遊びが望ましい。
そんな父親ならではの子どもとの遊び方として注目されているのが、知育玩具だ。
こうした玩具で一緒に遊びながら子どもの創造性や感性を養い、親子のコミュニケーションを図り、信頼関係を構築していく。
一緒に過ごせる時間が限られる父親だからこそ、遊びの機会に濃密な時間を過ごすことによって子育てに深く関わることができるのだ。
子どもが喜ぶ知育玩具とは?
しかし、この知育玩具選びはなかなか難しい面もある。
その理由は、大人が子どもの成長によいと感じる玩具と、子どもが純粋に喜ぶ玩具との間にしばしばギャップが生じるからだ。
とくに日頃あまり子どもと接する機会がない父親の場合、こうしたギャップが起こりやすい。
あくまで勉強ではなく遊びがメインなのだから、「子どもが喜ぶ知育玩具」を選ぶことを優先したい。
では、子どもが喜ぶ知育玩具とはどのようなものなのか?
これは子どもひとりひとりの好みや年齢によっても変わってくるので一概には言えないし、母親とも相談して選ぶことになるだろう。
例えばLEGOのようなブロック玩具はものづくりが好きな子どもが喜ぶだろう、外で遊びのが好きな子どもにはミニドローンやラジコンなどがよいかもしれない。
こうした知育玩具選びは子供の特性を見極める重要な機会であり、適切な知育玩具を選ぶことによってその特性を伸ばしていけるかどうかが決まる面もある。
子ども視点だけでなく、子どもの特性・適性も踏まえたうえでしっかりと選んでいこう。
子供向け知育玩具の効果
では、こうした知育玩具が子どもにどのような影響を及ぼすのだろうか?
ブロック玩具はゆたかな創造性を養う効果をもたらしてくれると言われるし、パズルは論理的思考や集中力の向上に役立つだろう。
ミニドローンやラジコンは視界を立体的に見て把握する視力や動体視力、運動能力を養うのに役立つはずだ。
子どもの好み、特性、そして遊びことで得られる効果も見据えた上で、子どもと一緒に楽しく遊べる知育玩具を選んでみるとよい。
また、当然のことながら父親自身も一緒に楽しめるものであることも重要だ。
知育玩具を子どもに与えたっきり、自分はスマホで時間を潰す、といった遊び方は論外であることはいうまでもない。