子どものおねしょを予防するために
子どもが小さいうちは、どうしても寝ている間におねしょをしてしまうものである。
子どもによっては幼稚園に通うようになってもまだすることがあり、親にとっては頭を悩ませる問題となる。
まずは、子どもの協力も必要なので、可能な範囲で予防策を試してみよう。
たとえば、子どもに十分な水分を与えるようにする。
実はおねしょをさせまいと水分を少なくするのは、逆効果なのである。
というのも、水分を十分に摂取することで尿の濃度が下がり、おしっこをしたいという気持ちを抑えられるからだ。
なので就寝前に大量の水分を与えることは避け、午後の早い時間に済ませるようにしよう。
就寝前に、トイレに行くことを習慣化することも大事だ。
まだ自分で気付いてトイレに行くことができない場合は、親が子どもをトイレに連れて行ってあげることも必要となる。
ただし、すでに寝ているところを起こしてトイレに連れていくのは避けるべきである。
ホルモンの関係で、その後、逆におねしょをする可能性が高くなるからだ。
他にも、睡眠中の姿勢もおねしょに影響するので気を付けてみよう。
一般的に子どもがうつ伏せで寝ると、おねしょが起こる可能性が高くなるとされている。
布団にしたおねしょの処理方法
こうした予防策を取っても、完全におねしょを防ぐのは難しいものである。
焦らず対応していくことが大事だ。
その上で、おねしょをした布団の対処法を覚えておくと良い。
おしっこをした直後にすぐに気付いたのであれば、布団をすぐに取り替える、もしくは水分をできるだけすぐに取ることが大切だ。
また、布団におしっこをする前に防水シートを敷いていた場合は、防水シートをすぐに交換しよう。
そうしないと、臭いが布団にしみついてしまうからだ。
水分を取るためにはタオルで水分を吸い込ませたり、重曹を上からかけてしみ込ませたりすることで臭い防止にも役立つ。
おしっこをしてからしばらく経っていて、尿が布団にだいぶしみ込んでいるのであればしっかりと丸洗いする。
できるだけタオルなどで水分を取ってからの方が洗いやすいので、まずは表面をタオルで押さえるようにして水分を取る。
そして、たっぷりのぬるま湯に浸ける、もしくはかけるようにして洗っていく。
ぬるま湯に浸して、かるく押したり絞ったりして水分を取るというのを繰り返すことで、尿の成分を洗い流すことができる。
もしごく一部分だけ汚れているのであれば、バケツなどの上に布団を置き、汚れている部分を中に入れるようにして洗うとやりやすい。
臭いを取り除くことも大事で、布団に酢やクエン酸を薄めて作った酢水をスプレーすることで脱臭ができる。
もしくは、市販の消臭スプレーでも良いので、しっかりと消臭をしよう。
その後、布団を完全に乾かすことが大切である。