こんにちは。日々プログラマーとして仕事と趣味に全力投球する男・中山である。プログラマーとして仕事をしている中で私はあることで悩んでいた時期があった。その、“あること”とは「薄毛」だ。私の父も薄毛でAGA(男性型脱毛症)の治療をしていた経験があり、この私も20代で薄毛になりAGA治療をしていたのだ。
AGAは遺伝する!
結論から言おう。AGAは90%遺伝するのである。AGAのメカニズムを説明すると、AGAの原因となるのは男性ホルモンのテストステロンだ。テストステロンは体中に張り巡らされている血管を通して流れている。そして、頭皮に存在する酵素・5αリダクターゼと結びつくのだ。その結果、テストステロンより強力なるジヒドロテストステロン(DHT)となるのである。ジヒドロテストステロンが毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合すると脱毛因子「TGF-β」を増加させ、毛髪の成長を抑えてしまうのだ。その結果抜け毛と薄毛を促進させるのである。AGAの原因である5αリダクターゼと男性ホルモンレセプターの感受性は遺伝すると考えられている。5αリダクターゼは母親・父親どちらか一方の遺伝子に、強力な5αリダクターゼ要素があれば子供に遺伝してしまうのだ。さらにAGAと関係性の深い男性ホルモンレセプターを遺伝で引き継ぐとAGAになる確率が高くなるのである。男性ホルモンレセプターは、母方に薄毛の親戚がいると遺伝しやすいと考えられている。ということは私の場合、父親、母親どちらから5αリダクターゼが遺伝して、母親から男性ホルモンレセプターが遺伝したようである。つまり父親より薄毛になりやすい体質だったのだ。
AGA治療薬の種類
現在日本国内においてAGA治療で使用されている薬は2種類ある。
1.プロペシア
プロペシアは世界初のAGA治療薬である。世界60か国で承認されている薬だ。日本でプロペシアがAGA治療薬として認められたのは2005年である。プロペシアは健康保険適用外の薬のためAGA治療費は全て全額となっている。2015年にはプロペシアのジェネリック医薬品「フィナステリド錠1mg」が処方されている。効き目はプロペシアと同様かつ安価である。
2.ザガーロ
ザガーロを開発したのはイギリスに本社があるグラクソ・スミスクラインである。日本では2015年からAGA治療薬として承認を受け、2016年から処方が開始されている。ザガーロもプロペシアと同様保険適用外となるAGA治療薬だ。
プロペシアとザガーロの違い
先に発売されたプロペシアよりザガーロの方がAGA治療薬として日本ではメジャーである。ザガーロはプロペシアにくらべ血中濃度が半分になる期間が長い特徴がある。(プロペシア4.15時間、ザガーロ41.12時間)両薬とも血液中に薬剤が残るので、服用すると献血はできない。私が服用していたAGA治療薬はザガーロである。服用し始めてから7週間くらいで気になっていた薄毛は改善された。いまのところ再度薄毛になる気配はないが、薄毛になるようであれば、再度AGA治療をするだろう。