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トイトレ中、うんちだけできないのはなぜだろう

うんちだけができない理由とは?

ある程度子どもが大きくなると、トイレの訓練が必要になる。
そんなときに時々悩みの種となるのが、「おしっこはできるのにうんちはできない」点だ。
これが理由でおむつを外すことができず、焦ってしまう親も多いようだ。

どうしてうんちができないのだろうか?
おしっこはできるわけだから、生物学的な理由ではもちろんない、おもに子どもの精神的な問題でこうした状況が起こるのだ。
となると、うんちができない子どもの心の中でどのようなことが起こっているのかを探る必要がある。

まず理由としてよく挙げられるのが、「トイレという狭い空間に不安を感じてしまう」ことだ。
これまでは親が近くにいる開放的な空間で用を足していたのが、急に狭い空間に閉じ込められ一人ぼっちで用を足さなければならない、この緊張がうまくいきめないなどの問題をもたらしてしまうのだ。

一方、精神的な問題ではなく、単純にうまくいきめないためにうんちができないケースも考えられる。
姿勢の問題でうまく踏ん張れない、そもそも便座に座った状態でいきむことに慣れていないといった理由だ。
大人はどうしてもこうしたことが「当たり前にできる」と思い込んでしまうため、子どもがやり方に戸惑っているのを理解できないことが多い。
ほかには便座が冷たい、あるいはうんちが便器に落ちた時に水がはねてお尻に付着するときの感触がいやでうんちをしたくなくなっているといった生理的な理由も疑ってみる必要がありそうだ。

うんちができない子どもに対する考え方

もし子どもがトイレでうんちができない場合には、焦らずに何が問題なのかを見極める姿勢がまず重要だ。
しかも子どもに原因があるかどうかを探るだけでなく、トイレのシチュエーションにも問題がないかを考えることも重要だ。

できるだけ子どもがリラックスして、心地よくうんちができるようなシチュエーションを整えてみるのもよいだろう。
焦らず、そしてなかなかうんちをしようとしない子どもに苛立たないよう、親もリラックスしながら対策をとっていきたい。

子どもにトイレでうんちをさせる方法とは?

まず、便座にしっかり座っていきめる環境を整えよう。
例えば足が床に届かない状況だといきみにくくなるので、足元に台などを用意してみるとよいだろう。

また、うんちをする時間を決めて習慣づけるのもよい方法だ。
定期的にトイレに入ってうんちをする機会を作る。
これによってトイレを「怖い場所」と見てしまう子どもの心境を改善できるし、「トイレでうんちをする」という心構えをもたせることもできる。

あとは日頃から、「うんちをしたくなったら教えて」などと便意をもよおしたときに親にそのことを伝えるように言い聞かせておくのもよい方法だ。
その都度トイレに行き、トイレでうんちをする習慣をつけさせ、うまくできた場合には褒める。
この繰り返しで、自然と子どもが「うんちはトイレでするもの」という意識を持つようになってくれるだろう。