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枝豆の栽培に挑戦

枝豆(大豆)の種まきの仕方

日本では夏の風物詩として親しまれている枝豆を育てるためには、適切な種まきの仕方を実践することが必要である。
種まきは、それぞれの地域の気候条件が異なるものの、一般的に晩春から初夏にかけて行うことができる。

枝豆栽培を成功させるためには、種子の選定も大事である。
種子は新鮮で健康なものを選び、病気や虫害のないものを使うようにしたい。
選び終えたら、まく前に種子を水で洗い汚れを落とす。
その後、種子を30分ほど水に浸け、水を吸い上げるようにすると良い。

種まきの場所は、日当たりがよく風通しの良い場所を選ぶ。
土壌は排水がよいところが良い。
肥料はあまりなくてもしっかりと育ってくる農作物なので、最初は肥料なしでチャレンジしてみよう。

その仕組みは、根粒菌という菌が枝豆の根にいて、それが土壌から窒素を取り込んで栄養分にしてくれるというものである。
そのため、逆に肥料を入れて窒素を多くすると、実がしっかりと育ってくれないこともあるのだ。
こうした点も注意して種まきをする必要がある。

土壌を作って種まきをする場合、種子は3粒をセットにして、20cmくらいの間隔を空けて2cmほどの深さに植える。
種子を植えた後は軽く土をかけてやり、その後、種子を植えた場所に水をかけ土を湿らせれば完了だ。
鳥が植えた種を食べてしまうこともあるので、テグスを周りに囲うなどして入り込めないような対策をしておこう。

種まきから約1週間後に発芽が始まり、2週間ほどで本葉が出てくる。
その後1週間ほどで株が成長し、茎が伸びてくるのでこの時点で間引きを行ようにする。
大きく育っている茎を2本だけ残すと良い。

枝豆を育てるのには水分が必要らしい

枝豆は、栽培期間中に水やりが重要である。
特に、花が咲く前から咲いている時期には、土が乾燥しないように十分な水を与える必要がある。
しかし、水はけの悪い土地である場合は、過剰な水やりは逆に根腐れの原因となるため注意が必要でもある。

枝豆は豆類の中でも、水分を多く必要とする作物の一つでである。
水分が不足すると豆の成長に悪影響を及ぼすため、土壌が乾燥しないようにしっかりとこまめに水やりを行う必要があるのだ。
また、枝豆は収穫前に豆が膨らんでいく過程で、豆の中に水分を取り込んでいく。
豆が十分に水分を取り込むことで、食感がよく甘みも増すため、水やりをしっかりと行おう。

収穫して食べられるのが楽しみ

枝豆は夏の食べ物として季節感を楽しめる収穫物の代表である。
特に自分たちで頑張って育てた野菜は、その味も食べる楽しみもひとしおだろう。
枝豆は水やりをこまめに行う必要があるなど、多少世話がかかる農作物となるが、手間をかけた分、収穫する喜びはより大きくなる。