寝つきの悪くなった息子
自分の気の向くままに生きているのが子どもだ。
うちの息子も例にもれず、自由気ままに生きている。
おかげで最近寝つきの悪さが悩みになっている。
リビングで眠そうにしている息子を寝室に連れていくと、目がぱっちり開いて寝ようとしない。
布団の中でごろごろしていたと思ったら、立ち上がって遊び始める始末。
なぜ寝てくれないんだ。
眠そうにしていたじゃないか!と思っても思い通りにいかないのが子どもだ。
寝るよりも遊びたい
子どもが寝てくれないと悩んでいるのは親サイドだ。
親は育児書にあるように、子どもには早寝早起きしてもらいたいもの。
そのために一生懸命時間になったら寝かせようとする。
しかし、子どもにとっては寝るよりも遊びたいのだ。
とくに2歳を過ぎると体力も付くので、より一層遊びたい気持ちが強くなる。
ちょっと眠くなってきても、寝るよりも遊べるエネルギーが残っているのであれば遊びたい。
体力がついてきた子どもを寝かせるためにはエネルギーをゼロにするしかない。
遊びの幅も広がってくる時期なので、日中の遊びを見直してみるのも良いだろう。
公園や庭などで思いっきり身体を動かして体力を消耗させる。
またテレビや動画、ゲームを始める子もいるだろう。
このようなデジタルアイテムは正しく使う分には問題ないが、使う時間に注意が必要だ。
デジタルアイテムとの付き合い方
忙しい時にテレビを見せておいたり、動画を見せておくことで家事がスムーズに進むことがある。
テレビや動画などを見せることは決して悪いことばかりではない。
上手に使うことが大切なのだ。
子どもが上手に寝るためにはメラトニンというホルモンが必要だ。
睡眠ホルモンともいわれるホルモンで、メラトニンの分泌量が増えると眠くなる。
このメラトニン、ブルーライトにさらされることで分泌が減少してしまう。
つまりテレビやスマートフォンを寝る前に見せると寝つきが悪くなるのだ。
画面を見ている時間が長いほど寝つきが悪くなるだけでなく、体を動かさずに体力を温存してしまうので、エネルギーが余ってしまうという悪循環にもつながる。
寝る場所と認識してしまうことが大切
そもそも子どもの寝かしつけってとても大変な作業だ。
子どもの寝かしつけをしていたはずなのに疲れ切った親が先に寝落ちしてしまうことも珍しくない。
でも子どもは本当に眠かったら寝かしつけをしなくても寝るのだ。
日本では当たり前のように寝かしつけをするが、海外に行くと一人寝が当たり前だ。
子どもがスムーズに寝るようにするためには、布団が寝る場所という認識をさせることが大切だ。
布団に行けば寝るんだという意識がしっかりと身につけば、寝かしつけが必要のないくらいスムーズに寝てくれるようになるだろう。
ポイントは寝る場所に遊びを持ち込まないこと。
おもちゃは絶対に持ち込まない。
絵本なども別部屋で読んでから寝室に移動するほうが良いだろう。
布団は寝る目的のみという姿勢が大切だ。