5W1Hの質問をしたら妻に怒られた
私が話をすると、妻がイライラすることが多い。
なぜだろうと思っていたがある日の会話でわかったことがある。
ある日妻のバッグが新しいものになっていた。
買ったのかと思った私は「このバッグいつ買ったの?」ときいた。
そしたら妻は機嫌を損ねたようで「安物だし」と答えて部屋から出て行ってしまった。
なぜ怒らせたのか私にはわからなかった。
しかし、この話を友人にしたところ私の「いつ買ったの?」という質問が、妻には「俺に黙っていつ買ったんだ?」と聞こえるらしい。
俺に黙って家計から無駄遣いをしているととがめられたように感じるのだ。
妻からしたらとんでもない不快感でしかない。
当然機嫌を損ねてしまう。
このような会話が何度も続くから、いつも妻は私にイライラしているのだろう。
共感型対話を目指す
会話には相手と共感しあうための「共感型対話」と、問題を解決するための「問題解決型対話」がある。
この二つはどちらも対話だが、内容は天と地ほど違う。
共感型対話では相手と心を通わせるための会話である。
つまり、先ほどの妻との会話で「いつ買ったの?」と突然質問をするのは共感型対話にならない。
共感型対話をするのであれば「そのバッグ似合っているね。
いつ買ったの?」と一言添えるべきなのだ。
反対に職場において共感型対話は不要だ。
どちらかというと、結論から先に求められるので問題解決型対話があっている。
とくに男性はすぐに結論を知りたいので、問題解決型対話を求める傾向が強い。
男性の言葉を深読みしない
男性は比較的結論から話をすることが多い。
これは職場で問題解決型対話を求められているので、その習慣が身についているからだ。
身についた会話の習慣はなかなか変えられない。
家庭内でも会社にいるように簡潔な会話を求めてしまいがちだ。
男性は家庭内では相手への共感を意識しよう。
そして女性は男性の言葉を深読みしないことが大切だ。
言葉が足りないのは男の特徴でもある。
帰ってきて食卓をみて「おかずこれだけ?」といきなり言われたら、多くの女性は頭にくる。
「これしかないのか」と責められているように感じるからだ。
しかし、男性側は攻めているつもりはない。
ここにあるおかずの量でおなか一杯にするには、ごはんをいつもより多く食べよう!などの意味が隠されている。
男は意外と単純で、深読みされるようなことは考えていないことがほとんどだ。
家族は仕事仲間ではない
わかっているとは思うが、家族は仕事仲間ではない。
家族が会話をするときに問題解決は求められていないのだ。
今日子どもがこんなことをした、隣の奥さんとこんな会話をしたなど、なんてことない話を女性は聞いてもらいたいだけだ。
どうしてこうなったのか、それでどうしたのかなど、結論を求められてしまうと会話は弾まない。
それどころかどんどん女性の機嫌は悪くなるだろ。
男性は妻へいきなりの5W1Hとなる会話にならないように気を付けよう。